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『風景の手入れ』(ホンマタカシ写真・森ビル編) [本・漫画]

風景の手入れ―creating and nuturing scenery

風景の手入れ―creating and nuturing scenery

  • 作者: ホンマ タカシ
  • 出版社/メーカー: 森ビル広報室
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
 
本、じゃなく、写真集のような気がしますが、まあ字も書いてあるから。
昨今、話題になることもある「屋上緑化」、都会における自然との共生、がテーマになっています。森ビルが手がけた、アークヒルズや六本木ヒルズの「緑の部分」について書かれたような本。
文章は、「んー、森ビルの広告?戦略?」な感じもしますが、押し付けがましくないし、都市緑化を考えている点には共感できる。
で、緑の写真が色鮮やかで、とても綺麗。ぼけっと眺めているだけで、酸素濃度があがって呼吸がしやすくなる、ような錯覚に陥ります。
都市の建物と緑の風景って、私は好きなんだなあ、と再認した次第。

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『誤読日記』(斎藤美奈子) [本・漫画]

誤読日記

誤読日記

  • 作者: 斎藤 美奈子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2005/07/15
  • メディア: 単行本

 

だいぶ前に買った本ですが、途中でやめていて、風邪で寝込んでいる間にやっと読了。
毒舌のようで、そこまで毒舌でもない、ほど良いテイストと、突っ込みどころの面白さ。
とりあげる本も、難しい本じゃなくて、どちらかといえばミーハーな印象なので、親しみ易い。
こういう書評を書きたいものだ、と思わされました。
★★★★★★★★☆☆ 8点


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『ねこのばば』(畠中恵) [本・漫画]

ねこのばば

ねこのばば

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫

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『東京夜話』(いしいしんじ) [本・漫画]

東京夜話

東京夜話

  • 作者: いしい しんじ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫
 
とりあえず、置いておきます。
ひどい風邪をひいてしまって、やっとPCに向かったけれど、思考力がついていかない・・・。薬が全然効かないんですけどー!!
追記。
面白かった!面白かった! 面白かった!!
でも、今まで読んできたいしいさんの本(『ブランコ乗り』『トリツカレ男』『麦踏みクーツェ』)とは、テイストがだいぶ違った。この作品の方が、前に書かれたものらしい。
東京の、あちこちの町から、作者の想像が拡がっていく連作なのだけど。一話一話、味わいが違う。でも、確かにどれもいしいさんの味。
色々な味のチョコレートを順番に食べているような感じ。
解説の長薗さん(元ダ・ヴィンチ編集長)によれば、「関西人から観た東京」らしいけど、それはよくわからなかった。
ただ、いしいさん、都内を歩き回ったんだろうなあ(または、歩き回った町だけ題材にしたんだろうなあ)と思った。ちゃんとその町のカラーを捕らえているのが凄い。でも、ちょっと斜めに捕らえているところが好ましい。
人格を持った「池袋の町」が出てくる「池袋」、先生と呼ばれる浮浪者さんと老いた犬(「柴又」にも出てくる)、著者との交流を描いた「浅草」が特に気に入りました。
★★★★★★★★☆☆ 8点

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今一番読みたい漫画! (2006.12.19) [本・漫画]

臨死!! 江古田ちゃん 1

臨死!! 江古田ちゃん 1

  • 作者: 瀧波 ユカリ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: コミック
 
今回のL25に載っていた。かーなーりー笑えるらしい。
西武池袋線の江古田駅在住の著者が描くのほほん漫画、のようである。
 
たとえ笑えなくても。
江古田という街をこよなく愛する私にとっては、きっと懐かしい風景がいっぱい!なんじゃないだろうか。
 
あー、3億当てて、江古田に戻りたい・・・

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『カスバの男-モロッコ旅日記』(大竹伸朗) [本・漫画]

カスバの男―モロッコ旅日記

カスバの男―モロッコ旅日記

  • 作者: 大竹 伸朗
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫

 

先日の、トークショーの際に、青山BCで購入。
モロッコには常々行って見たいと思っているせいもあるし、表紙の猫に招かれたような気もして。

単純な日記のようで、そうじゃないところが面白い。夢の話とか、脈絡なく出てくるし、素直な感想のようであり、演出が入っているようでもある文章と、スケッチ画がたくさん収めてある。

いくつか、赤線を引きたくなるような文章に出会えた。
全面的に賛同はしないけれど、私が好きなタイプの旅をする人だと思った。

わからない音楽用語とか出てくるんだけど、わからないのに、読んでいて違和感がない。不思議。

「そうそう、ハエがやたら気になって、ハエの世界について考えたりしちゃうよね」とか、妙に納得したり。(私はインドでハエについて考えた)

感覚的に好きなタイプの文章なんだろうなあーーー。共感とか納得を越えて、読んでいてニヤニヤしちゃうような感じ。
いつでも取り出せる場所に置いておいて、時々眺めたくなるような本。
解説を寄せている角田光代さんは、この本を読んで、モロッコに飛んで行ってしまったそうな。とても、よく、わかる解説だった。
★★★★★★★★☆☆ 8点

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『「超」整理法』(野口悠紀雄) [本・漫画]

 

「超」整理法―情報検索と発想の新システム

「超」整理法―情報検索と発想の新システム

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1993/11
  • メディア: 新書

 

なんで今頃読んでいるかと言えば、図書館のリサイクル資料にあったからです。

PC関連の技術革新がすさまじいので、「おー!?」と思うぐらい古さを感じて面白い。
もちろん、紙媒体の書類に関しては、現在でも充分通じる画期的な整理方法、だと思われます。

書類の分類をせずに、ひたすら同じ大きさの封筒に入れて、本棚に並べる。
必要な資料を出したら、左側に置く。
繰り返していく内に、右側に「使わない封筒」がたまるので、それを捨てる。
斬新でシンプルな時間軸中心の整理方法。なるほど、でした。

しかし・・・やっぱり研究者向けですね、これは。
個人ユーザーといえども、一般人には向いていない気がします。

第一、そんなに本棚がないっす・・・。

★★★★☆☆☆☆☆☆ 4点


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『ジャリおじさん』(大竹伸朗) [本・漫画]

ジャリおじさん

ジャリおじさん

  • 作者: 大竹 伸朗
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 単行本

昨晩、青山BCで開催された、大竹伸朗さん×いしいしんじさん、トークセッションに行って、これを買って、サインをしていただいた。

カラフルで、南国の色合いがきれいな、でも、イラストは落書きっぽい感じの絵本。
ヘタウマっていうの?個性的っていうの?

大竹さんは現代美術家、ってことになってるけど、絵本作家としてもいけてると思った。

ジャリおじさんのキャラもいいし、一緒に歩くピンク色のワニもいい。

アマゾン、なんでノーイメージなんだよー。表紙もすごくいいのにー。

★★★★★★★★☆☆ 8点


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『世界に抱かれるために』(田口ランディ) [本・漫画]

世界に抱かれるために

世界に抱かれるために

  • 作者: 田口 ランディ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/05/28
  • メディア: 単行本

 


今年の6月だったでしょうか。購入して、ランディさんのサインをいただいたら、安心して「後回し」にしてしまっていた。
正確には、しまいこんでいて、「そうじ力」の影響で出てきたのです

2004年ぐらいに、ランディさんがアメーバブログに書いていた内容をまとめたものなので、ネットで読んだ方も多いかな。

彼女のエッセイ、雑記を読むと毎回思うのだけど。
私がうまく言葉にできない気持ちや想いを、ランディさんはわかりやすい言葉で表現している。

好きな作家、とうよりも、一方的にものすごく共感してしまう作家さん。
共通点が多いってこともないのだけど、ものの見方というか、「こうありたいあり方」というのか・・・何かについて彼女が書いていることが、いとも簡単に腑に落ちる、というか。性格も環境も立場も全然違うのに。

もともと懐疑的な方なので、なにか読んでも、そう簡単に腑に落ちないものなんですが、思考経路が近いのかな。

だからといって、ランディさんが書いていることが全部正しい、全部共感できる、というわけじゃないんだけど・・・共感度がダントツに高い。

なので、読むのが非常に楽。彼女が使う言葉や、彼女の思考経路に引っかかりを感じないから。友達と会話をしているように、流れるように読める本でした。

★★★★★★★★☆☆ 8点


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『肉体派』(甘糟りり子) [本・漫画]

肉体派

肉体派

  • 作者: 甘糟 りり子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/10/29
  • メディア: 単行本
 
これも、あきぷぅさんに借りた一冊。
たぶん、この作家さんの本は初読み。
 
文章がうまいとか、感動するとか、ずっととっておきたいとか、そういうのとは違うんだけど、「読み物」として面白かった。
 
それはたぶん、今、私が自分の身体に興味を持っており、意識的に自分の身体を「作ろう」としているから。この本に流れるテーマに惹かれたのだと思う。
 
その点、良いタイミングで読めた。
関心がない時だったら、面白いとも思わず、「ふうん」で終わってしまったでしょう。
 
舞台が、マックストレーニングというジムであり、出てくる人たちが(短編集なんだけど、それぞれがこのジムに通うという設定がある)皆、自分の身体に関する何かしらの思いを持っている。
 
私がはじめたのはヨガで、ヨガは身体から不要なものを取り除く方向にあるから、筋力をつける、というのとは反対のことをしているのだけれど・・・トレーニングの光景や、3週間における食事制限の方法などにも興味を持って読めた。
 
小説というよりもHowTo本に近い読み方だったかも。
 
★★★★★★☆☆☆☆ 6点

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