SSブログ

『秘密の花園』(三浦しをん) [本・漫画]

秘密の花園

秘密の花園

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 文庫
名門カトリック(どうもフェリス女学院ぽい)の女子高に通う、3人の生徒を順番に主人公にした3編の小説集。
名門カトリックの、ではないけれど、女子高出身なので、「わかるわかる」と頷ける部分も多かった。クラスメイトへの、友情以上恋愛未満な気持ちとかね。
けれど、読みながら、どこかで彼女たちに向かって「若いからなあ」と思っている自分がいた。
三浦しをんさんは、どんな思いで書いたのだろう。「郷愁」は感じないから、思い出話風ではない。女子高生の気持ちに戻って(なって?)書いたのだろうか。
私には、そこまで「戻りきる」ことができなかった。だから、理解は出来るけれど、少し苛々した。「そんなことを考えてうだうだしていられるのは、高校生(自活しなくて良い状況にある)だからだよっ!」「そうやって大人をバカにしていられるのも今の内だよっ!」という風に。<いや、自分もそうだったんですが。
それを言っちゃあオシマイなのだが、だから、あまり面白くなかった。
どうしたって等身大では読めない・・・高校生、せめて大学生の時に読みたかったなあ。
★★★★★☆☆☆☆☆ 5点

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。