SSブログ

『友がみな我よりえらく見える日は』(上原隆) [本・漫画]

友がみな我よりえらく見える日は

友がみな我よりえらく見える日は

  • 作者: 上原 隆
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 文庫
かなり前に、フリペで紹介されていて気になった一冊。
すっかり忘れていましたが、ブックオフで目にした途端に思い出した。
ノンフィクション作品。
出てくる人たちは、皆、流行り言葉で言うところの「負け組」に属するような人で、それぞれ傷を負っているのだけど。
誰も、一人も、その現状を嘆いてだけいるわけじゃなくて。
「こういった状況にある自分」をきちんと把握し、そのあり方を模索し、たくましく生きている、生きようとしている。苦しさや辛さがすけてみえても、投げやりな点や、いじけた感じはしない。だから、読んでいて苛々したり、うんざりすることはない。
周りにいる誰からよりも、一段低いところにいるんじゃないか、自分は惨めなんじゃないかと感じた時。
どうやって、凹みがちな気持ちから脱出するか。
ここに記された複数人の生き方から、考え方から、少し学べた気がする。
★★★★★★☆☆☆☆ 6点

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

玉手箱

タイトルは啄木の歌からですね。
印象に残ってたので、それをタイトルにした本があるなんて嬉しいなあ。
by 玉手箱 (2007-02-10 23:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。